Adobe XDでプレゼン資料を作成したら色々と幸せだった話
2018/3/26に開催された「ポートフォリオナイト」でお話させていただいた「載せる作品が少ないと悩んでいる人に読んでほしい、魅せるポートフォリオの考え方」の発表スライドをAdobe XDで作成しました。
結論、めちゃくちゃ作りやすかったし、発表しやすかったです。
スライドを俯瞰しながら作成できる
LTやセミナーなどでスライドを用意する際、スライドの構成を一括で確認・編集することができます。
普段、Illustratorで複数アートボードで書き出しでスライドを作成しているのですが、Adobe XDも複数アートボードで作成できる上に、起動やファイルの読み込みがIllustratorに比べ爆速なので、作成作業を軽快に行うことができます。
よく使うオブジェクトは「アセット化」
フォントやテーマカラー、イラストなど共通項目をアセットに登録して共通化することができます。アセット化したデータをダブルクリックすると編集モードになり、編集した内容がアセットに反映されるのでとても便利です!
プレゼンは「プロトタイプモード」で
本番のプレゼン時もAdobe XDの「デスクトッププレビュー」で完結させることができます。
プロトタイピングモードでアートボード毎に遷移を紐付けることで、次のスライドに移動させたり、ボタンやイラストなどにも遷移アクションやエフェクトをつけることができるので、インタラクティブなプレゼンも可能です。
誤って次のページへ移動してしまった場合も、カーソル左右で前のスライドに戻ることも可能です。
◆プロトタイプモードで遷移を設定
パワポのスライドようにクリックで遷移させる場合、アートボードに対して次へ遷移する動作をドラック&ドロップで設定することができます。遷移させる動きはディゾルブ(フェード)やスライドの方向などや遷移するインタラクションの速度も設定することが可能です。
クリックアクション以外にも、カーソルキーでのアートボードの移動をすることでスライドの移動が可能です。
スライド共有がめちゃくちゃ楽
今回、LT終了直後にスライドを共有させていただいたのですが、共有用のURLもAdobe XD内のみで完結することが可能です(=プロトタイピングを公開で可能)
通常のスライドを共有するの場合、PDFに書き出して、SliderShareやSpeakerDeckなどにアップする必要がありますが、AdobeXDは画面右上の共有ボタンでサクっと共有可能です(スマホでもサクサクチェック可能)
また、途中で修正・変更を行った場合も、リンクを更新するだけで即座にアップデートすることが出来ます。
また、共有用のページにはコメントを追加することも可能で、スライドで紹介したURLや補足をコメント上で追記したり、聴講者さんから意見を募ったりすることも可能です!
(今回のスライドも参考ページのURLをコメント欄に追記させていただきました)
PDFでも書き出し可能
Adobe XD以外にもファイル → 書き出し → すべてのアートボードで形式をPDFに選択することでPDFでも書き出し可能です。PDFで書き出す際は左上から右下にかけて書き出す仕様なので、書き出す際はアートボードの順番に注意してくださいね〜!b
デメリット
◆台本、ノートを作成できない
これはIllustratorでスライドを作成する場合にも同じことが言えますが、スライド用のノートをファイル内に入れ込むことができません。
そのため、それを想定したスライド作りか別の形でカンペを用意しておく必要があります。
◆自動で拡大できない
800x600pxのような小さいサイズで作成してしまうと、フルスクリーンで表示した時も実寸のまま表示されてしまうため、予め1920x1080pxのような大きい状態で作成する必要があります。
◆フォント選択が残念感
フォントを選択する場合のプルダウンの表記がまだイケてない状態で、日本語書体も全てローマ字で表示されており、ちょっと検索しづらいのが難点。
ですが、アセットで文字スタイルを登録できるので、1回探して登録しておけばなんとかなりそうですb
準備も本番も軽快にできたAdobe XDは神プレゼンツールかもしれない
Adobe XDベタ褒め記事になっちゃいましたが、本当に使いやすいツールです。
主催者のよしたけさん(@ryo_pan)に事前にスライドを確認していただく時も、公開機能で確認していただきましたし、発表後も爆速でスライドを共有できたので、個人的にも助かりました。
XDが非常にシンプルで軽快な動作で作業を行うことができ、俯瞰して操作を行うことで、スライドの作成自体もスピード感良く作業をすることができました!
今後も機会あればAdobe XDでスライド作成していこうと思います〜b
※この記事は自ブログで公開していた内容を再編集していてnoteに公開しています。元記事はこちら▼
https://montblan9.net/archives/3364