「紗倉まな」という「異色のAV女優」について語りたい。
みなさんは「紗倉まな」というAV女優さんをご存知でしょうか。
紗倉まなさんとは、ソフト・オン・デマンドの専属女優レーベル「SODstar」に所属している女優さんです。
ソフト・オン・デマンド、ということで僕の前職だったところなわけですが、今回は当時の現場などを振り返りつつ、紗倉まなさんという人がどれだけ「すごい」のか、そして「異色」の存在なのかを書いてみたいと思います。
AV女優としての「息の長さ」
AV女優さんは基本的に短命です。
デビューしてから1年という期間を基準に引退するか、あるいは3〜4年と長く継続していくのか、といった感じで全体的な在籍期間と回転率が高い業界です。
僕自身も在籍中にデビュー用の特設サイトのデザイン・コーディングを何十人も関わってきましたが、毎月の新作情報の更新で同じ女優さんの情報を何度も更新するなんてのは一握りくらいでした。
そんな中、紗倉まなさんは2012年のデビューから今まで、人気を大きく落とさずに6年間という圧倒的所属年数を持っています。
且つ、SODというレーベルにずっと所属している、という点もかなり稀な存在です(だいたいは1年間くらいでレーベルや所属事務所が変わることが多い)
6年間で大きな変動もなく、人気女優の上位に来ているのは、もちろん外見のポテンシャルもありますが、内面や現場での気配りなど人柄の良さもあるのかもしれません。
デザイナーとして仕事をしていると、ADや監督さんからとジャケットのデザインをしながら出演されている女優さんの撮影時の様子や、人柄などを話などをすぐことがあるのですが、紗倉まなさんのネガティブな話は一度も聞いたことがなかったです。
人の良さ
紗倉まなさんとデザイナーとして対面で打ち合わせをさせていただいたことがあります。
AV女優さんは体が資本なので現場でもスタッフやマネージャーさんも親身に、親切に対応をし続けます。
なので、どうしても女優さんは「高飛車」になったり「天狗」になるケースは多めです(多めなだけであって誰もがということではない)
実際、僕も何度かそういった物言いを女優さんからされたことがあります。
それに対し紗倉まなさんは 当時のSODstarのトップオブトップだった紗倉まなさんだし、めちゃめちゃわがままとかだったら面倒だな...と思っていた僕自身をグーパンチで殴りたくなるくらい、真摯で物腰の優しい方だったのを今でも覚えています。
何かご縁があれば、また一緒にお仕事したいっすわ...!
「えろ屋」としての芯の強さ
紗倉まなさんは自身の職業を「えろ屋」と言っています。
これはAVに限らず、様々な分野での「エロ」に関わる分野に携わっている点でも感じられます。
その活動は多岐も多岐。
AV女優の括りに収まらないほどのマルチタレントぶりです。
◆文芸
「最低。」と「凹凸」という単行書籍を2点出しています。
最低。については今年映画化もするくらいの人気作品になっています。
「最低。」は僕も読んだのですが、その文才に圧倒されました。読みやすくも独特の世界観が出ている面白い本でした。そもそも、ひとつの物語を作り上げるというだけでもすごい...。
◆エッセイ
エッセイの執筆活動も精力的に行っています。
SODStarの場合、撮影は月の1回のみなので、活動量自体はさほどないのですが、イベントや雑誌のインタビューなどそれ以外の活動がさかんに行われているため、そんなに時間はないはずなのですが、1年通してもスキマがないのでは?くらいにコラム・エッセイの連載が入っています。
◆ラジオ
文化放送などでお笑い芸人さんとラジオパーソナリティなどもやっていますが、何よりも異質なのはネットラジオプラットフォーム「Voicy」でレギュラー配信をされていることです。
Voicyではユーザーからのお便りで届く「性の悩み」を紗倉まななりの観点でアドバイスをしています。
◆コメンテーター
最近で最もインパクトがあったのは、AbemaTVで放送中のAbema Primeの金曜レギュラーに抜擢されたことではないのでしょうか。
ラジオでもそうですが、喋りがうまく、コメンテーターとしてや審査員、スピーチ時もまとまりの良い言葉でお話されています。
また、このルックスや様々な分野活躍されているのにも関わらず、キャラが濃く、笑いに持っていくところも、また魅力的なところのひとつです。
今後も「紗倉まな」さんの動きに興味津々
紗倉まなさんは、2012年、僕がSODに入って2〜3年目の頃にデビューされた方なのですが、デビュー当時は僕も、現場もここまで影響力の高い女優さんになるとは正直思っていませんでした。
AV女優さんとしては勿論、紗倉まなとして、えろ屋としてもここまで影響力の高い人に、転職して外から見るようになって、より感じるようになりました。
今後のご活躍を何よりもご期待しております!
ただただ語りたいだけのnoteになってしまいましたが、今回はこの辺で!
(働く)おっぱい。