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「点じゃなくて線で考えたいよね」ということをDESIGN FMでお話しました。

物事を考える時、一点集中で思考の視野が狭くなってしまったり、制作に集中しすぎて文脈などを忘れがちになってしまうことがある。

「ことがある」というのは、その事を自身で自覚をしていて、視野が狭くならないよう意識的に俯瞰で見るようにしたり、集中をしすぎずに適度をお休みをしたり。

点で集中しないように。
出来るだけ点と線で考えるようにしている。
ということをDESIGN FMでお話させていただきました。

なんで「点と線」を話題にしたのかというと、Podcastで話題にした「広告バナーにおける成果の考え方について」のnoteを見つけたからだ。

このnoteでは、AとBのバナーのどちらが成果が良いのか、というのを短期的・長期的な視点で解説している。

特に注目したいのが、広告で追うべき成果の中で最も近接の位置にある「CV(制約)」以外にも、商品を購入した後の「継続率」についても触れていること。

この話を見ていた時に、自分が制作していたりマーケの人達とやり取りをしている時に起こる「点」と「線」について思い出した、という次第だ。

果たして「線」で仕事ができるのか?

例えば、社内のマーケやプランナーもしくはクライアントから広告のバナー制作の依頼がきたとする。

この時、デザイナーがオリエンするのかしないのかにしろ「どこまで話してもらえるのか」という点がある。

デザイナーの場合
- 社内請負マインドだったら?(依頼された制作をとにかく完遂させる)
- 組織がトップダウン型でワイヤー通りに作るしか術がなかったら?
- 初めての案件で依頼主からそこまで情報が引き出せなかったら?

マーケの場合
- とにかく目先のCTRの高いクリエイティブが欲しいだけだったら?
- 量が欲しいとしか考えてなかったら?
- 組織がトップダウン型で自分はCPAしか追ってなかったら?
- 事業理解が乏しかったら?

こういった、個々の持つ状況や考え方で、線で仕事ができない。もしくはお互いが点でしか物事や成果を考えていないようなことが起きてしまうと、バナーを作るデザイナー側が線になろうとしても、点でしか作ることができなくなってしまう。


すべてを「線」ととらえる

コミュニケーションも線とも言えるということが言いたい。

川端さんが書かれていたnoteにある、CVだけではないその先の継続率までを考える広告バナーを作ったり考えていくには、デザイナー以外にもマーケ側にも線の考え方が必要だし、デザイナーとマーケターお互いが「点の立場」のままではいけない。

お互いがCVや継続率を導くための情報を能動的に教え合うには、信頼関係が必要だし、信頼関係を作るには小さなことでも助け合うようなきっかけが必要なのかなと思っている。
雑談のような会話やお互いの仕事の些細な事を手伝いあったり。
そういった小さな「点」が多ければ多いほど、点と点が結びつく線の集合体が「信頼」となってより強固なものなのかなと。

こう考えると、広告バナーの成果の考え方以外にも、色々なことを点と線の考え方が出来るよね、というのをDESIGN FMでしどろもどろながらもお話させていただいた次第です。

以上、
おっぱい。

== 収録中に話題にしたnoteリンクはこちら ==


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