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アダルト業界の女性デザイナーは「かなり強い。」

今回はPeingいただいた質問にお答えしていきたいと思います(ツイートの文字数だと足りない)

女性のデザイナーも普通に働いています。

業界の性質を考えると男性に大きく偏りがちになりそうですが、女性の在籍は3割くらいいらっしゃいました。
男性に比べて入れ代わり立ち代わりがちょっと多いくらいでした。

男性のデザイナーと違い、女性デザイナーさんはアダルトに対して主観的な気持ちや下心などがない分、淡々と堅実に仕事をしている印象でした。
男性に比べて糞尿などといったハードコア系にも(少しだけ)強い印象。

また、これは僕がいた所特有かはわかりませんが、女性デザイナーさんの方がデザインのクオリティが高かったです。

上手い下手ではなく、男性が作るとエロティックさやインパクトを重視するのに対し、女性デザイナーさんはこの2点とクリエイティブの繊細さのバランスが良かった気がしますし、事実、指名本数は男性デザイナーに比べてかなり多い傾向でした。

とはいえ、アダルト業界に就職しただけあるのか、クセが強いところもあります。
先輩さんとかは「作業用BGMがエロアニメの喘ぎ声が1番捗る」と豪語してる人といました。
確かに、その人がそれをBGMにしていた時の担当本数は確かに多かったです。

女性のタイプはまったく変わらない ※個人差あるよ

女性のタイプが変わるというより「商業的にかわいい」とか「商業的にエロい」というのがわかるようになった感じです。

まわりのデザイナさんでも、タイプが変わったとかはいませんが、撮影とかでADとか監督をしている人は総じてメンヘラさんの扱いにどんどん長けていっていたのが印象的でした。

入社して初めて作成したジャケット感想「世の七分刈り男性は滅んでほしい」

私が一番最初に担当したジャケットは、いわゆるゲイものです。
ネット界隈のワードで表すのであれば、BLといったキレイ系では淫夢系のガチなやつです。

このジャンルに対する抵抗自体はほとんどなかったのですが、問題は、表紙画像に使う男性の切り抜き

肉体とかの切り抜きは楽なんですが、こういった方の頭髪は非常に短髪が多く、当時のパス切りだと、毛先に対してチクチク切り抜くという作業がめちゃくちゃ大変でした。(女性の場合は結構切り抜きの調整で誤魔化せたりする)

自動選択ツールとか色域指定でやれば良いやんって話ですが、こういったAVとして需要が少ないジャンルは予算も少ないので、スチール撮影がないこともあり、映像のキャプチャという画素が粗いものを使うこともある上、制作進行の方がパス切り重視だったので、使用することはありませんでした。

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そろそろ、ちゃんとしたデザインマインド書かねばー笑

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